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秋の医療講座「山谷地域フィールドワーク」開催しました

こんにちは、東京メディエール学生担当事務局です!

東京保健生協と合同で「秋の医療講座・山谷地域フィールドワーク」を実施しました。山谷は、かつては日雇労働者の街として賑わっており、今でも日雇労働者が多く利用していた簡易宿泊所(通称・ドヤ)が立ち並ぶ「ドヤ街」と呼ばれる町です。現在、高齢者となった日雇労働者たち(山谷周辺は高齢化率40%超!)の多くは、今も山谷の地域で生活支援も受けたりしながら暮らしています。 

簡易宿泊所は、宿泊費2200円/日、24畳以下で布団を敷くといっぱいになるような所が多く、介護が必要となった時には介護ベッドを入れても介護者が入れる広さの部屋を探すのに苦労するそう。また、最終的に住み慣れた所ではなく知り合いもいない郊外の施設に入らざるを得なくなるという現状もあるそうです。山谷地域で、かつては労働者支援活動、現在はホームレス支援を中心に行っており、入所施設の運営や故郷を離れて東京に出てきたため孤立しやすい山谷の住人の居場所作りも行っている団体の方に案内していただき、その施設の一つにお邪魔しました。30代から80代までの方が生活するその施設では、個人個人の問題に合わせ、金銭管理やたばこの管理などもご本人と相談しながら行っているとのこと。「笑顔は心の糧」というポスターが階段の踊り場毎に掲示してありましたが、その言葉が似合う笑顔にあふれた施設でした。

グループディスカッションでは、各自見てきて思ったことや問題点だと感じたことを話し合いました。学生たちからは、「(怖いところと聞いていたが)思ったより明るくて暖かい町だった」「男性が多い(女性や子供が少ない)」「(高齢の低所得者が多い中)医療や介護の支援が重要」「満室となっている簡易宿泊所が多かった割に通行人が少ない。住人が孤立しない工夫が必要」と感想が挙げられました。

東京メディエールでは、今後も、座学やフィールドワーク、現場体験など色々な企画を通じて、学生の学びを応援します!

      

 フィールドワークの様子     グループワークの様子   

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