東京民医連北中ブロック薬剤師薬局法人事務医療活動研究交流集会を開催しました!
ちょっとご報告が遅れてしまったのですが、2月半ばに「東京民医連北中ブロック薬剤師薬局法人事務医療活動研究交流集会」を開催しました。
この企画は、毎年2月に、同じ東京民医連加盟の医科法人のうち東京の北中部にある病院の薬剤課と東京メディエールで一緒に開催しています。職員が日頃の業務から題材を選び、アンケート調査や事例報告などを行っています。発表の形式は「口頭発表」と「文書報告」の2種類です。一昨年までは薬剤師のみが報告できたのですが、昨年度から事務職員も報告ができるようになり、今年は全部で口頭発表10演題のうち事務からの報告が2演題となりました(文書報告は16演題ありました)。
口頭発表では、『OTC販売調査』や『かかりつけ薬剤師』、『骨密度測定会』といった健康サポートに係る報告、組合員さんなどへの地域活動の取り組み、業務改善へ向けての機械導入の取り組みや導入した機械がどのように業務状況を改善したのかの調査報告、薬学部実務実習への取り組み、訪問服薬指導時のケアハラスメント調査と幅広いテーマでの報告がありました。また、『奨学生活動報告』の中では、実際にその日の午前に行われた奨学生ミーティングのディスカッション内容について奨学生自身が報告する場面も。「10年先も地域に根差した薬局として患者さんと向き合うためにはどんな薬局を作っていったらいいか」について話し合った内容を報告しました。
参加した職員からは、「参考になった。今後うちの薬局でもやってみたい」「内容が盛りだくさんで共感するところもあった。これからに役立つ内容」「もっと演題が多くてもいい」など前向きな感想が多くみられ、「薬剤師と学生で話し合いをしても面白いのではないか」という企画案もあがるなど中身の濃い企画となりました。奨学生にはちょっと難しい内容もあったようですが、発表をしたことがとてもいい経験になりました、と笑顔を見せてくれました。
文書報告では、実際に薬局にかかった患者さんについて予防接種の有無での症状の出方を調査した『インフルエンザ患者実態調査』や、在宅の取り組み、地域活動や健康サポート活動の報告、プレアボイド(薬剤師が薬物療法に直接関与し、薬学的患者ケアを実践して副作用、相互作用、治療効果不十分などの患者さんの不利益を回避あるいは軽減した事例のこと)事例報告、施設基準の加算に対する薬局での取り組み、などなど、様々な報告がありました。
東京メディエールでは今後もこのような機会を用意し皆様により良い医療をお届けできるよう学習を続けていきます!