医療安全講習会~災害対策を考える~を開催しました
東京メディエールでは、毎年夏の終わりに医療安全講習会を実施しています。
今年は9月7日に池袋で、「災害対策を考える」をテーマに医療安全講習会を開催しました。
宮城県民医連・事業協同組合の金田早苗氏を講師に迎え、東日本大震災時に薬局で被災された経験と、その経験から何が必要であると考えているのか等をお話し頂き、いつ来るかわからない災害に焦点を当て、災害時にどう自分たちの身を守り、地域の医療を守るのか考えました。当時の様子を写真で示しながらの講義はとても臨場感があり、震災から8年が経過し記憶が薄れかけていた職員たちからは当時の様子を思い出した、という声が聞かれました。
後半のグループワークでは、自分たちの所属する薬局で仕事をしている際に震度6の地震が発生したと仮定して、その時何をするか、揺れが収まって職員がすぐにとるべき行動は?停電時の調剤や薬の調達、在宅患者さんへの対応などなど、薬局毎に、また、同じ地域や同じ条件の薬局とともに、話し合いました。地域によっては、計画停電で薬歴も使えない中開局した経験のある薬局長もいて、改めて必要なもの、今の薬局には足りないものなど確認し合え、大変満足度の高い学習会となりました。