医療安全講習会を開催しました
東京メディエールでは、毎年夏に医療安全講習会を開催しています。
今年は8月26日土曜日の午後を使って、健康文化会在宅診療部副部長の三宅信之氏を講師に迎え『薬局・在宅での事故を防ぐ具体的な介助法』をテーマに介助法を実践しました。
図を使った講義で簡単に介助方法を学んだ後は、「実践した方がわかる」との三宅氏の号令で①ベッドからの起き上がり②車いすの介助③杖の種類と選び方についてそれぞれ班に分かれて実践しました。ベッドから起こすコツは「出来る限り相手を小さくすること」。身体を伸ばしたままにするより丸くなってもらった方が小さな力で介助ができるそうです。また、何においても、身体を相手にしっかり近づけること、声かけをして相手を安心させるとともに息を合わせることが大切ということ、共倒れにならないためにも介助者自身の負担を考えた動きが重要になることなど学びました。参加者は患者・介助者になって実際にこうしたらうまく動かせる、こうされると痛いなど実践の中で学びを深めました。
薬局に体の不自由な方が来局された時、訪問服薬指導に行って患者さんが動けなくなっていた時など介助の必要な場面にあたることがあります。参加者からは「コツを勉強して患者対応に役立てていきたい」「自分の安全も考えなくてはならないことも知れてよかった」などの声が上がっていました。
(本部 伊藤)