「非営利」ってなに?
「非営利」って、特に若い人たちにはわかりにくいんじゃないでしょうか。
保険薬局を経営しているのだから「営利」では?
確かに「収益部門」である保険薬局事業では営業で利益をあげる必要があります。
ただし私たちの社団法人は「非営利」型のため、「非営利事業部門」も持っています。
私たちは合併前、もともとは株式会社でしたが、非営利・協働をその事業指針として掲げていました。
株式を持合制にして。配当を出さないような仕組みを作った。
私たちが様々な事業で得た利益は、もとはと言えば地域の皆さんの財産です。
利益は地域に還元する。
株式会社であって、その実、NPOや何とか財団のように、営利だけを目的に活動してきたわけではないのです。
それで晴れて社団法人となったいま「非営利」の理解がよけい難しくなってしまったという面もあるのではないかと思います。
現に長く働いていただいている皆さんの中にも、資本主義、自由主義の社会で「非営利って?」と矛盾を感じることも多いと思います。
ただこの「非営利」は「反営利」ではなく、昨今のようにナショナリズムや何とかファースト、ともすればファシズムの台頭までも見受けられる世界では、この理念に平和への活路が見いだせるのではないか、と改めて注目されてもいるのです。
その理解を深められるような記事を見つけましたので、ご紹介しておきたいと思います。
荻上チキが中心になって運営しているSYNODOSというWebサイトの記事です。
http://synodos.jp/welfare/19863
お時間があったら、上記URLの記事に一度目を通していただくと「非営利ってなに?」という問いに対する答えのヒントが、もしかしたら見つかるかも知れません。